植え替えの方法

観葉植物にとって植え替えは重要な事です。根の成長によって、十分に水や酸素が送れなくなったり、土が老化し栽培に適しなくなったりしてきます。少なくても3年に一度は必ず植え替えをしましょう。
又、次のような状態になったら、すぐに植え替えをしましょう。
・土のにおいが臭くなった時
・根ぐされを起し、枯れかけてきた時
・土が水を吸収しなくなってきた時
・鉢の底から根が出て来たとき

観葉植物を植え替える時期は、15度以上の気温がある時期に行ないます。5月〜9月までが目安です。その中でも5月中頃〜6月がベストな時期です。観葉植物はこのぐらいの時期から成長期に入りとても丈夫です。7月後半〜8月は暑さに弱い観葉植物は、植え替えをしないほうが無難です。9月に入ると、成長期の残りの期間が短くなりますので、出来れば行なわない方が無難です。どうしても植え替えをしなければ冬場を乗り切ることが出来ない場合のみ行ないます。この時期に植え替えを行なった場合は、根が早く張るように後々の管理をきっちりと行ないましょう。

観葉植物を植え替えるのに必要な鉢は、普通はひと回り大きな鉢を用意します。ただし大きく育てたくないときや、株を分けるときは同じ鉢やひと回り小さな鉢でもかまいません。

用土は、観葉植物の性質に合ったものを用意します。観葉植物専用の用土が売られていますので、そちらを利用すると便利です。

鉢の横を軽く叩き、観葉植物を鉢から抜きます。そして簡単に落ちる古い土は落としてしまい、底を3分の1程の根っこをほぐし土を落とします。この時、大きく飛び出した根っこはカットします。

そして、鉢の底に排水を良くするような網やごろ土を敷き、株の高さが良い具合になるように底に新しい用土を入れます。高さ調整が出来ると、株を鉢の中央に置き、割り箸などで突付きながらすきまに用土を入れていきます。

十分に用土が入ったら、ぐらつかないか確認します。もしぐらつく場合は支柱が必要です。そしてたっぷり水をあげれば、完了です。

観葉植物を植え替えた後は、2週間は肥料を与えるのは厳禁です。根がかなり傷ついていますので、さらに痛める原因になります。そして置き場所も、直射日光や風の当たらない場所に置きます。水やりも控えめにし、葉水を行ないます。2週間経ち、元気な姿であるなら通常の管理を行ないますが、植え替え後に葉がしおれてきたりなど、元気がない時は、枝葉を少し落とし、ビニールを被せて葉からの水分の蒸発を抑えてあげましょう。


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